漁船検査規則の全文・条文

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漁船検査規則の全文・条文まとめ

漁船検査規則

漁船法(昭和25年法律第178号)第22条第3項の規定に基き、漁船検査規則を次のように定める。

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第1章|船体

第1条

漁船の船体は、他船若しくは岸壁との激しい接触又は漁具の衝撃に耐えるよう堅ろうで、且つ、強固であり、各部の縦強度及び横強度がそれぞれ著しく不連続でなく、その縦強度と横強度とが著しく不つり合いでないような構造のものであつて、動力漁船(長さ70メートル以上のもの及び排水量が長さと幅と深さの相乗積に比して著しく少ないものを除く。)にあつては次条から第6条までに掲げる基準のすべてに適合するもの、その他の漁船にあつてはその装備及び性能がその従事する漁業の種類又は用途に応じ適当であるものを合格とする。

第2条

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第3条|一般配置

船体の一般配置の基準は、左の通りとする。

1 魚そヽ うヽ、氷そヽ うヽ、活魚そヽ うヽ、燃料油そヽ うヽ、清水そヽ うヽ、乗組員の居室、まヽ かヽ なヽ いヽ室その他の区画及び推進機関、機器、漁ろヽ うヽ設備その他の設備の大きさ及び位置が従事する漁業の種類又は用途に対し適当な重心位置、きヽ つヽ水及びトリムを有するように定められていること。

2 乗組員の居室及びまヽ かヽ なヽ いヽ室等が安全且つ衛生的な場所に配置されてあり、これらの室には通風及び採光の10分な天窓又は明り取り、通風管並びに乗組員の衛生に必要な設備が設けられていること。

3 長さ13メートル以上の漁船にあつては上甲板が、その他の漁船にあつては機関室の部分に水密構造の甲板が備えられていること。

4 甲板を備える漁船にあつては、甲板上の諸構造物が風圧を受ける面積を少くするように造られていること。

5 上甲板を備える漁船にあつては、上甲板に達する支水隔壁が鋼製漁船及びりゆう骨、外板その他の船体の主要部分にFRP(ガラス繊維を熱硬化性樹脂を用いて積層することにより成型したものをいう。以下同じ。)を使用する漁船(以下「FRP製漁船」という。)においては機関室の前部及び後部に、木製漁船においては機関室の前部に設けられていること。

第4条|鋼製漁船及び木製漁船の船体の構造

鋼製漁船及び木製漁船の船体の構造の基準は、次のとおりとする。

1 敷を用いる木製漁船にあつては、敷の各はヽ ぎヽ材がろヽ くヽ骨の中間でたヽ たヽ きヽ くヽ ぎヽで相互に固着されてあり、且つ、ろヽ くヽ根材と敷とが敷の両側端及び30センチメートル以内の心距でたヽ たヽ きヽ くヽ ぎヽで固着されていること。

2 木製漁船にあつては、その機関台がすべて機関室の長さと同一又はそれ以上の長さを有する1材の堅材又は鋼材で造られてあり、且つ、木製の場合にあつては、ろヽ くヽ骨1本につき交互に1箇と2箇(推進機関の計画出力と計画総トン数との比が2・95を超えるものにあつては、ろヽ くヽ骨ごとに2箇)のボルトでろヽ くヽ骨に固着されていること。

3 木製漁船であつて推進機関の計画出力が計画総トン数に比し過大なもの又は推進機関の種類若しくは型式により大きな振動が生ずるおそれのあるもの若しくは機関台の高さが相当高いものにあつては、その外側にひヽ じヽ材を設け、これが機関台とろヽ くヽ骨とにボルトで固着されているか又はその他の有効な振動防止方法が講ぜられていること。

4 木製漁船にあつては、機関室底部のろヽ くヽ根材が推進機関の荷重に耐えるように、単材式のものにあつては、これと同1寸法以上の添材で補強されてあり、2材合式のものにあつては、その1材の寸法が適当に増加されていること。但し、推進機関の計画出力が110キロワツト以下であり、且つ、計画総トン数の2・95倍以下のものにあつては、この限りでない。

5 上甲板を備える木製漁船にあつては、操だヽ室その他の甲板室の周壁がその4隅及び1・2メートル以内の心距でその室の頂部から上甲板りヽ よヽ うヽの下面まで貫通する適当な太さのボルトで固着されていること。

6 船尾の船底が扁平な木製漁船にあつては、各げヽ んヽにおいて船尾材、船尾てヽ んヽ材又はだヽ柱材にひヽ じヽ材が取り付けられてあり、これらと内部縦通材及び船尾ろヽ くヽ骨がたヽ たヽ きヽ くヽ ぎヽで固着され、だヽ頭管の後部から船尾端に至る間にげヽ んヽ側に達する長さの船尾特別横翼材が設けられ、これと船尾縦翼材、内部わヽ んヽ曲部縦通材及び船尾ろヽ くヽ骨がたヽ たヽ きヽ くヽ ぎヽで固着されてあり、且つ、ひヽ じヽ材及び船尾特別横翼材の間隔が船尾縦翼材に沿つて1・5メートル以内であること。

7  まヽ きヽ網漁船、底びヽ きヽ網漁船その他げヽ んヽ側を摩耗するおそれのある漁船にあつては、げヽ んヽ側を保護するための防げヽ んヽ材が取り付けられてあり、外板の継目が累接の鋼製漁船にあつては、網、綱及び外板の継目を保護するに適当な半丸鋼材が外板に取り付けられていること。

8  ばヽ くヽ露甲板、張出甲板又はつヽ りヽ台が排水の容易なように造られていること。

9 推進器と鋼製漁船及び木製漁船の船体との間げきが、推進性能をよくするために、10分広くされていること。

10 木製漁船であつて、その有する1の魚そうの長さが船の長さの5分の2を超えるものにあつては、その強度を保持するために当該魚そうの中にピラーが設けられていること。

第4条の2|FRP製漁船の船体の材料及び構造

FRP製漁船の船体の材料及び構造の基準は、次のとおりとする。

1 FRPの積層に使用されるガラス繊維は、10分に乾燥されたものであること。

2 FRPの積層に使用される熱硬化性樹脂は、直射日光、熱等により変質しておらず、かつ、その熱硬化特性が積層工事を施行する際の温度、湿度等の環境条件に適合するものであること。

3 FRPは、土、じんあい、気泡等その強度を損なうものが混入しておらず、かつ、はく離、含浸不良、樹脂欠乏、樹脂過多、ヘヤクラツク、白化、硬化不良等の欠陥のないものであること。

4 FRPは、船体の各部分に応じて必要な強度を保持するために、それぞれに応じて適当な厚さを有し、かつ、適当なガラス繊維含有率(FRPに含まれるガラス繊維織物及びガラスマツトの重量比をいう。)を有するものが使用されており、船体各部分の相互間においてその厚さ及び強度に連続性が保持されていること。

5 りゆう骨、外板その他の船体の主要部分に使用されるFRPは、ガラス繊維に占めるガラス繊維織物の重量がガラス繊維の総重量の3分の1以上のものであること。ただし、船体の主要部分において増厚のため使用されるFRPにあつては、この限りでない。

6 りゆう骨、外板その他の船体の主要部分に使用されるFRPは、ガラス繊維の継手の端部と隣接する継手の端部とが100ミリメートル以上避距し、ガラス繊維織物にあつては50ミリメートル以上、ガラスマツトにあつては40ミリメートル以上重ね合わせられていること。ただし、船体の主要部分の端部において使用されるFRPにあつては、この限りでない。

7 FRPと接着し、又はFRPで被覆される木材及び合板は、節、腐れ等の欠陥がなく、かつ、10分に乾燥されており、FRPの積層に使用される熱硬化性樹脂の硬化性及び接着性を妨げないものであること。

8 りゆう骨、外板その他の船体の主要部分においてFRPと接着し、又はFRPで被覆される合板は、普通合板の日本農林規格により1類に格付されたもの又はこれと同等以上の品質を有するものであること。

9 FRPの切断面及びFRPを貫通するボルト孔等には、合成樹脂で被覆する等適当な防水処理が施されていること。

10 FRP面上の甲板機器及び漁ろう機械等の取付部分は、鋼材、木材その他の適当な材料で10分に補強されていること。

11 まき網漁船、底びき網漁船その他げん側を磨耗するおそれのある漁船にあつては、げん側を保護するための防げん材が取り付けられていること。

12 ばく露甲板、張出甲板又はつり台が排水の容易なように造られていること。

13 推進器と船体との間げきが推進性能をよくするために10分広くされていること。

第5条|装備

船体の装備の基準は、次のとおりとする。

1 暴露甲板上に設ける諸開口には、完全な防水蓋が設けられていること。

2 直接に波を受ける場所に設けられる出入口には、防水戸及び波を防ぐに足る高さの下部縁材が設けられていること。

3 長さ20メートル以上の漁船にあつては、暴露甲板上の機関室囲壁に出入口が設けられていないこと。

3の

2 長さ25メートル以上の漁船にあつては、機関室から、2以上の径路により開放された場所まで脱出できるように出入口、通路等が設けられていること。

4 漁獲物を水氷漬とし、又はばら積みとすることがある魚倉(縦2メートル未満で、かつ、幅1・5メートル未満のものを除く。)には、動揺による魚類の移動を防ぐに適当な挿板が設けられていること。

5 自然換水の活魚倉には、10分に換水できる換水孔があり、これに堅固な枠及び迅速確実に開閉できる栓が設けられていること。

6 魚倉及び氷倉の内部には、区画ごとに排水装置が設けられ、その装置が手動式のものにあつては、上甲板上で操作されること。

7 長さ30メートル以上の漁船にあつては、機動式揚びよう機が備えられていること。

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